今回も私・山田雅晴の話の続きです。
私の父は、私が中学3年生の時に病気で亡くなりました。
高校入学直前の「春分の日」です。
そして、母方の祖母の命日は「秋分の日」です。
2人の命日がお彼岸と重なり、不思議なシンクロニシティを感じています。
父は今年の春でちょうど50回忌でした。
実際には、亡くなった霊は33回忌で一区切りになり、
ご先祖さまの一柱として「祖霊」ということになります。
つまり、30年ほどで今世と完全に離れ、新たに霊人として歩むことになるわけです。
初期の特別セッションの時、私は父のことを神さまにうかがいました。
あまり信心深くなかった父は“中レベルの霊界”にいるということだったので、
神仏にお願いして、浄土に連れて行っていただきました。
私は父の生前に親孝行ができませんでしたが、
父が霊界に往ってから親孝行ができたと思っています。
皆さんの中でも、すでに親が亡くなった人もいるでしょう。
前世・先祖のカルマ昇華を行うのも、見えざる親孝行になります。
一方、私の母方の祖母は浄土真宗の熱心な信者で、
西本願寺から模範的な信者として表彰されたことがあります。
穏やかで子や孫たち、近所の人々にも慕われ、村でも一目置かれる長老のような存在でした。
祖母は息子たちを戦争や海難事故で亡くし、晩年はリウマチを患い苦労が多い人生でした。
老後は子どもたちに世話されながら、穏やかに暮らしていました。
いつも実家の店番をして、年をとっても計算はしっかりできていました。
私が地元で結婚式をあげることを本当に喜んでくれたものです。
それが私にとって一番のお祖母ちゃん孝行になりました。
その5か月後に、子や孫たちに見守られながらこの世を去りました。
96歳の大往生でした。
私が特別セッションを始めて、信心深かった祖母が霊界でどうしているか、神さまにうかがったことがあります。
すると、祖母は7年目に浄土に往ったということでした。
通常、浄土に往くことができるミタマは3%ほどだと聴いていたので、
私は「ばあちゃん、さすがだ!」と思いました。
そして、祖母は私が特別セッションや講座で多くのミタマを浄土に上げているのを見て、
手をたたいて喜んでいるというお話でした。
さらに、祖母は13年目からは阿弥陀如来さまのお側でお手伝いをしているというのです。
「回忌」にはそれなりに意味があるわけです。
ですから、〇〇回忌の時にはそれを意識して、故人がより上の世界に行けるよう、
産土の守護曼荼羅のご存在たちにお願いし、ご開運を祈るとよいでしょう。
私が現在の仕事をしているのは、祖母をはじめ遠い先祖による神社の建立など、
ご先祖さまの余徳が働いているといえます。
「先祖の余徳」というポジティブな魄(はく)は、子孫によい影響を与えるものです。
私たちもいずれ先祖になりますから、先祖の余徳を子孫に残してあげられるような生き方をしたいものです。
徳積みの一つになるのが、最近提唱している「ヒマラヤの黄金塔への祈り」になります。
(メルマガ40号参照)
※3月18日に、埼玉県日高市の高麗神社と近くの聖天院に参拝しました。
とても天気が良く、桜も咲き始めて、久しぶりの外出を楽しみました。
巾着田と合わせて、オススメのスポットです。