お不動さまがやってきた&『こんぴら狗』感想特集

私の実家は昨年3月から高齢の母が施設に入居したため、空き家になっていました。

実家でお祀りしていた不動明王さまのお像も置きっぱなしになっていました。

いずれ私が引き受けなければいけないだろうなと思っていたのですが、

コロナ禍の中で帰省もかなわず、そのままになっていました。

 

施設にいる母がお不動さまのことをとても心配しているということで、

姉妹間で相談しました。

最終的には私が引き受けることで一致したのですが、

その前に姉がしばらく預かりたいという話が出ました。

 

そこで、山田にお不動さまのご意向をうかがってもらったところ、

 

「一刻も早くそちらに行きたい!!」

 

ということで(笑)、直接こちらに送ってもらうことになりました。

 

最近になってようやくコロナが落ち着いてきたので、

姉が実家に帰省し、お不動さまの像を丁寧に梱包し、こちらに送ってくれました。

18日に到着したばかりで、現在は正式なお祀りまで仮安置にしています。

 

最初、山田がお不動さまに、

「不動明王さまのご開運に最適な原則界の光のマニ宝珠の大神さま」

を差し上げると、スーッとお像に入っていったそうです。

 

「お不動さまは日本酒も飲みたいようだ」

と山田が言うので、日本酒とお茶をお供えしました。

(ちなみに、ワインはイマイチの反応だったそうで…(^^;)

 

仏さまにお酒?と思ったのですが、

不動明王さまはもともとサンスクリットでは「神さま」なのだそうです。

仏教では大日如来の化身とされ、また仏教の護法神とされていますが、

本来は神の存在だということです。

 

以前、特別セッションでサンスクリットの存在が来られた時、

お酒を欲しそうだったのでさしあげたこともあるそうです。

 

日本神話でも神々はお酒が大好きですから、やはり神さまの仲間なのでしょう。

だから「守護神」でもよいということです。

 

このお不動さまは今までも神業やミロク原則界業に時々参加されていたようですが、

今後は本格的に超次元世界の尊星王帝柱のあるこの場でご活躍くださると思います。

現在、お不動さまは日々わが家になじんでこられて、パワーアップされてきています。

 

 

さて、今回は9月3日ブログ記事「こんぴら狗と神犬の話」に寄せられた感想をご紹介させていただきます。

 

「今、この時期に色々と内面を見直す指針をいつもありがとうございます。

ブログも楽しい話題、役に立つ話題で楽しませて頂いています。

ムツキの話は思わず涙が出ました。

検索エンジンもエコシアに早速変えてみました。

こんな事で世の中に役に立つ方法があったのですね!」

 

※ムツキとは『こんぴら狗』に登場するワンコです。

 

「飼い主に代わって伊勢へお参りする犬は知っていましたが、

金比羅宮へもお参りする犬がいたのですね。

素晴らしい時代でしたね。

またこのようなことが当たり前の世の中にして行く一助となりたいと思いました」

 

「ブログで紹介されておりました『こんぴら狗』ですが、

即購入し、一気読みしました!

私は特に犬好きではないのですが、

ムツキの描写が愛らしく、登場人物も個性に富んでいて、

読み出したら止まらなくなり、就寝時間を守れませんでした。

 

良い本を紹介していただき、ありがとうございます。

私も家族や友人に紹介しようと思います」

 

「こんぴら狗を読みました!

以前、子どもの読書感想文用に購入し、

いつか自分も読もうと思っていたのですが、

ブログでご紹介いただいたことをきっかけにすぐに読み始めました。

 

最初の出産時、私の父も安産祈願のため両家のお墓参りとお伊勢参りに出かけた旅の途中で命を落としたので、

ご隠居さんの姿が父に重なり、余計に感情移入しながら読み進めました。

 

江戸時代の旅の過酷さと生活の様子、

親切な人もそうじゃない人も登場するところも、

人生をよく表していると感じました。

面白くて切なくて、本当に一気読みしてしまう本でした」

 

「陸海空の移動手段が整っている現代であっても、

東京〜金毘羅様までとなるとそれなりに時間を要します。

そんな江戸〜讃岐・金毘羅様…

 

飼い主と一緒なら、道中険しい道のりであっても

旅の『今』を楽しみながら西へ西へと進んだと思いますが、

愛する飼い主の元を離れ、事情が分からないまま人から人へ、

時には一人で(一匹ですね(^◇^;) )進む道。

 

飼い犬として・街犬として過ごしていた彼等は、

首に木札を着けられた時から『こんぴら狗』という立場になる。

そして事情なんてわからないまま西へ、西へ、、

 

何故、自分は知らない人と幾日間も共に歩き続けなければならないのか?

 

ムツキちゃんは無事に戻って来られましたが、

御隠居のように病に倒れたり、

怪我をして身動き取れなくなってしまったり、

盗賊と闘って犠牲になったり、、

命をおとしてしまったこんぴら狗達がたくさんいたと容易に想像出来ます。

 

人間の為に有難う。

金毘羅様へ向かってくれて有難う。

 

当時の『こんぴら狗』となった犬達に、

心から『ありがとう』を伝えたいです。

一切の 生きとし生けるものの弥益々のご開運をお祈り申し上げます」

  

動物(犬)好きの方の感想はどうしても熱くなるようです…(笑)

わが家にやってきた不動明王様
わが家にやってきた不動明王様