1周忌の話の前に、その前段の話をします。
10月8日、新たな枠組みをつくるための追加の幽斎神事を行うことになりました(秘録75号)。
7日の夜、ソフィーの写真に向かって、
「明日は幽斎神事をするから、必ず来てね」と言いました。
さて、夢でまた会えるかなと楽しみに眠りについたのですが…
深夜、関東地方に震度5強の地震が発生しました。
久々の大きい地震で、ニュースを見たりしているうちに、
頭がさえて眠れなくなってしまいました。
悶々としているうちに、外はだんだん明けてきました。
「今回は会えないかな…」とあきらめかけていたら…
寝た…(笑)
ソフィーはすぐ現れました。
前回より体が一回り大きくなっています。
「お母さん、ソフィーが神犬さんになっているところを見たいな」
とお願いしたら、
ソフィーの背中から透明な翼がうっすらと現れてきました。
細長くて、透明で、妖精の羽根のような感じです。
「あっ、見えた、見えた。スゴーイ!」
と喜んでいるうちに、目が覚めました。
私の願いに応えて、翼を見せてくれたのだなと思いました。かわいいです。
そして、11月11日の1周忌の前の日も、
「明日は来てね」とお願いしていました。
ところが、この日は夢に現れなかったのです。
いつのまにか起きる時間になっていて、ちょっとがっかりしながら起きました。
山田に、「今日は会えなかった」と話しました。
そして、不動明王さまの遷座式に引き続き、ソフィーの1周忌のお祈りをしました。
リビングのすみに、写真やお花を飾ったメモリアルコーナーの棚があります。
「ただいまより、わが家の愛犬ソフィーの1周忌をさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。オー」
その時、山田が笑いながら言いました。
「ソフィーはうちに不動明王さまが来られて、ちょっと恐かったみたいだね」
明王さまですから、憤怒の形相を見て恐かったのでしょう。
たしかに、今まで明王さまのような恐い系の神仏はうちにおられなかったので、
初めて恐い神さまにお会いしたわけです。
でも、遷座式のようすを見て、
《やさしい神さまなんだ》
と思ったみたいです。(*^-^*)
「とってもありがたい神犬ソフィーちゃんのいやますますのご開運をお祈り申し上げます」
と称えたところで、「ソフィーさんのほうがいいかな?」と私が言ったら、
《ソフィーちゃんがいい!》
とソフィーがすぐ答えました(笑)。
まだ私たちに甘えたい気持ちが強いのかもしれません。
それで、あらためて祈り詞を称えました。
「おかげ様で、ありがとうございます。
宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて
とってもありがたい神犬ソフィーちゃんのいやますますのご開運をお祈り申し上げます」
錫杖に合わせて、十一面千手千眼観世音菩薩さまの真言と、
地蔵大仏尊さまの真言を称えて、お祈りを終了しました。
次に、(恒例ですが…)私から、ソフィーにいくつかの質問をしました。
前回までは山田の守護霊さまを通して、ソフィーの霊界でのようすなどを答えてもらっていましたが、
今回は山田が直接ソフィーとコンタクトしたり(慣れてきたそうです)、
山田の直霊の大神さまであるミロク北辰の大神さまが答えてくださいました。
Q.犬にとっての1周忌の意味は。人間でいえば何周年になるのですか。
神さま《1周「忌」ではなく、神犬になった1周年の“お祝い”です》
1周忌などの回忌というのは、故人を偲び、供養するとともに、
いいところに成仏してほしいという意味あいがあります。
ソフィーの場合はそういうイメージではなくて、
もう立派に神犬になったから、区切りの“お祝い”だと思ってもらえばよいということです。
また、犬にとっての1周忌は人間でいえばだいたい7回忌くらいに相当するそうです。
ただ、ソフィーは神犬になったのでそれがあてはまらず、
半年くらいで7年分くらいの霊的成長を遂げて、
以降も通常の犬とは違う尺度になるそうです。
そして、神さまによると、
《犬の場合は1周忌をしたら、それ以降の回忌の行事をする必要はありません》
ということです。(これは猫やほかのペットについても同様と考えてよいでしょう)
1年で次のステージに行くので、人間がいつまでも悲しんでいるのは逆に“執着”になるということです。
ただ、「励まし」のお祭り(祈り)をたまにやってくれたら、うれしいということです。
「えらいね。よくやってるね」というほめ言葉や、
「がんばってね」という励ましの言葉は、ありがたく受けるそうです。
回忌や命日などの節目の時に、
生前のようにほめたり、励ましてくれたら、
亡くなったワンコたちにとってもうれしいということです。
(たしかに、生前はむやみに褒めまくっていました…笑)
人間と違って動物は「現在(いま)を生きている」から、過去のことにとらわれないのです。
ソフィーも、《今の自分と付き合ってほしい》と言います。
今、こんなにがんばっているよ、こんなに立派になったよ、という今の自分を見てほしいわけです。
人間はそういう面で、過去の悲しみにいつまでもとらわれて執着しがちです(私です(-_-;)。
ミロク北辰の大神さまも、
《過去のことにいつまでもとらわれているのは人間くらいです。
動物の世界では今を常に生きている。あの世にあっても、今を生きているのです》
と言われています。
ここからは、神犬という立場での話です(通常の霊界のワンコとは違います)。
Q.神犬のランクでどのあたりですか。5月は12段階の11番目でしたが。
ソフィー《1つ上がって、10番目だよ。でも、あまりせかさないで》(笑)
それくらい上がったらスゴイことなのだそうです。
Q.神犬としてどんなお仕事をしていますか。神社での実習もあるのでしょうか。
“お使い”が多いみたいです。特に神さまのお使い、
(今このようになっているからとか、こういうことをやるからとか)
伝令、連絡係のような感じです。
神社にも神さまのお使いとして犬やオオカミ、狐、鳥などいろいろな動物がいますが、
それぞれテリトリーがあるみたいです。
神犬も、神犬たちがはたらく場所があり、霊界のヤシロにもいろいろな系統があるようです。
そして、この世の神社での実習ではなくて、
霊界の神社(ヤシロ)で、神さまのお使いをやっているそうです。
この世の神社での現場仕事はもっと上のレベルにいかないと無理です。
人間はいろいろな願い事もするし、この世はケガレが多いので、
神使でもそれなりの霊力がないとやられてしまうわけです。
そういう意味でも、神使の動物たちにも感謝と敬意をもちたいですね。
Q.現在の指導担当の神仏はどなたですか。
十一面千手千眼観世音菩薩さまです。だから、さきほど真言を称えたのです。
ただし、トップである十一面千手千眼観世音菩薩さまが直接、ソフィーを指導するということではありません。
直接の担当としては、配下の「二十八部衆」のどなたか、またはその眷族の方が担当しています。
二十八部衆の中には迦楼羅(カルラ、ガルーダ)とか、
動物のような顔をした神さまもいます。
そのようなご存在が担当するようです。
Q.お母さんの夢に節目に出てくるのは、帰ってきたしるしですか。
ソフィー《そうだよ! 時々帰ってきているよ。
でも、お母さんがもう少しわかるようになるといいんだけどなあ…》 (-_-)
私「でも、今朝は来なかったよね?」
《今朝は行かなかった》
ソフィーは不動明王さまがこわくて、来られなかったようなのです(笑)。
そして、お父さんのほうには行けないそうです。格が違うので。
山田の身体内にいる神仏を観ると、ちょっと遊びに行けないのだとか。
だから山田の夢には会いに来ません。
私「ソフィーちゃんはこの前、お母さんに翼を見せてくれたよね?」
《そうだよ! でも、もうちょっと大きいよ(笑)》
たしかに、薄くて細い羽根しか観えなかったので、
翼だからこんなものではないだろうと思いましたが、
私の感知能力ではあれが精いっぱいです…。(T_T)
山田の(精霊界神業を担当する)守護神の光の白狐神さまにも目をかけてもらっているということです。
光の白狐神さまは同じ動物界の上位の神さまなので、安心するみたいです。
通常の神仏には、ソフィーも若干緊張するようです。
山田が、「これからは不動明王さまにかわいがってもらいなさい」と言うと、
ソフィーは《わかった!》と、元気に答えました。
これにて1周年のお祝いを、拍手と警蹕で終了しました。
山田のコメントです。
「動物は人間が想っている以上に、感情が豊かだと再認識しています。
ソフィーの言葉でもわかるように、人間に比べてシンプルな考えをしています。
人間は複雑に考えることで、さまざまな文明を生み出したのですが、
複雑な思考のため、さまざまな問題も起こしているといえます。
動物は本当に、地球にいっしょに暮らす人間の仲間ですね。
ゴータマ・ブッダが説く『一切の生きとし生けるものは幸せであれ』を実感しています」