お不動さまと迦楼羅(かるら)炎の話

 

うちにお迎えした不動明王さまの木像は、

母の話では100年以上たつらしいのですが、

納めるお厨子は50年くらい前に作り直したものでした。

しかし、さすがにガタついてきて、すきまや歪みが出ていました。

 

ある日ふっと、「そうだ、お厨子を新しくしよう!」と思いました。

山田に、「お厨子を新しくしようと思うのだけど」と相談すると、

山田が、「そうだね。いいんじゃない…」と言い終わらないうちに、

 

《ぜひ、やってくれ!》

お不動さまから、すかさずアプローチがありました…(笑)

 

神仏も、古ぼけたお家より、きれいなピカピカのお家のほうがいいのでしょう。

というか、前のお厨子はボロすぎたかもしれません…(-_-;)

古ぼけたお厨子で肩身が狭い思いをされたかもしれないと、少々申し訳なく思いました。

 

というわけで、9月に新しいお厨子を購入して、入っていただきました。

内部はピカピカの金箔で、外は渋い朱塗りのコンパクトなお厨子です。

 

購入する時は、お不動さまにお厨子の画像をお見せして、

「この外側の赤いのと黒いのは、どちらがよいですか?」

と、山田に伺ってもらいました。

内部も白木とか金箔、漆塗りとかある中から、「金箔」を選ばれました。

お厨子も新しくなり、ご開運されて、益々ご活躍してくださることでしょう。

 

そして10月15日の講座です。

鳳凰さまの降臨に関連して、大マハーアチャラナータ(原・大不動明王)さまが来られました。

不動明王さまの光背の火焔が、

実はガルーダ(迦楼羅王)という霊鳥をあらわしていることを、皆さんはご存じでしたか?

 

私は長年不動明王さまとご縁があるにもかかわらず、

このことを知ったのはつい2週間ほど前のことです。

 

調べものをしている時にたまたま、

「不動明王の光背は迦楼羅(かるら)神という鳥をあらわす」ことを知って驚きました。

(単に赤い炎がメラメラしたのものを背負っていて、

その炎で人間の煩悩を焼き尽くすものと思っていたのです…)

 

このことを山田に、「知ってた?」と聞くと、

「もちろん、迦楼羅炎のことは知っていたよ」と…。(←早く言ってよ… (-“-)

 

それで、うちのお不動さまをよくよく見てみると、

たしかに火焔の先端(お不動さまの頭の上)が鳥の頭の形に見えてきました。

単に「炎」と思って見るのと、迦楼羅という霊鳥として見るのでは、

それまでの認識がまったく変わってしまいます。

 

お不動さまは単独でいらっしゃるのではなくて、

配下のご存在、守護神、ご眷属を従えておられるわけです。

 

これはおもしろいから、レジュメにも載せようということになりました。

きっと、ほとんどの方はご存知ないと思います。

それで講座で、不動明王さまと迦楼羅炎のことをお話ししたわけです。

 

長年の会員のHさんも、「いや知りませんでした」と言います。

もし知っている人がいれば、その人はよほどくわしい(通の)人ですね。

 

講座では、銀河鳳凰大帝さま、銀河鳳凰帝君さまが

大マハーアチャラナータ(不動明王の王)さまとガルーダさまに鳳凰力をさしあげました。

 

不動明王さまは全国にいっぱい祀られているので、

鳳凰さまが一度に鳳凰力あげるのはむずかしいそうです。

そこで、大元の存在(大マハーアチャラナータさまとガルーダさま)に鳳凰力をあげて、

そこから全国の不動明王さまとガルーダさまに鳳凰力がいくということらしいです。

 

受講生は、鳳凰力をいただいてバージョンアップした

大マハーアチャラナータさまとガルーダさまから御力をいただきました。

久々に登場された大マハーアチャラナータさまはすごいパワーで、重量感がありました。

 

講座の終わった夜、山田が受けたメッセージでは、

ガルーダさまは不動明王さまの配下や眷属ではなく、

不動明王さまに力を与えるご存在だという話です。

 

ガルーダさまは神仏に力を与える偉大な鳳凰さまの配下なので、納得できますね。

仏教ではインド神話の多くの神々を“仏尊の配下”という位置づけにしているだけなのです。

 

そして、うちのお不動さまの光背のガルーダさまにも力をいただいて、

山田はお不動さまから《ありがとう》とお礼を言われたそうです。

 

以前のブログでも、ガルーダさまのことがちらっと出ていたのですが、

ここでこのように結びついていくとは思いませんでした。

 

くわしいことは今後、明かされていくと思います。

 

不動明王と迦楼羅炎
不動明王と迦楼羅炎