今年もあっというまに12月ですね。
この時期になるといろいろな方から喪中はがきが届き(年々増えてくる…)、
親を見送る年代になったのだなと実感します。
私事ですが、11月中旬、母が亡くなりました。
96歳ですから、天寿をまっとうした大往生です。
最後は半年以上の入院生活でしたが、亡くなる直前まで食欲もあり頭もしっかりしていました。
心臓が弱ってだいぶ危ない状態になったので、
「生きているうちに」と長崎までお見舞いに行き、その1週間後に訃報が入りました。
ちょうど12月の講座のお申込み結果を皆さんにお送りする作業が終わった直後だったので、
安心して帰省することができました。
私たち子、孫、ひ孫、親族に見送られ、穏やかな顔で旅立っていきました。
産土の守護曼荼羅のご存在たちや長年信仰してきた不動明王さまに、
高い霊界に移行できるよう、お導きをお願いしました。
さて、仏教では故人が亡くなってからあの世に移行するまでに7日間ごとに追善法要をし、
49日間この世にとどまった後に(中有界)、50日目に来世(霊界)に移行するということです。
7日ごとに7回の審判を十王さま方に受け(閻魔大王は5回目)、
最後の49日目に次の世界が決まるという話です。
最近の講座で十王さまについて学んでいたので、お名前になじみはあったのですが、
あらためて「ここで十王さまが登場されるのだな」と思いました。
(十王さまのご開運に参加させていただいてよかったです…(;’∀’)
母の初七日にあたる日に、山田にお願いして、初七日のお祈りをしてもらいました。
初七日は故人が三途の川に到着する日ともいわれます。
この最初の審判で、三途の川のどこを渡るか(浅瀬とか、急流とか、渡し船で渡るとか)が決まるといわれます。
また、この最初の7日目の審判にあたるのが秦広王(不動明王)とされますので、
自宅の不動明王さまのお像の前でお祈りを行いました。
不動明王さまからは、「いずれ浄土へ連れていくから、何の心配もいらない」とのメッセージをいただきました。
四十九日の考え方というのは、インドの輪廻転生思想と中国の道教思想が融合して、
さらに日本において十三仏信仰と習合してできたものだそうです。
それによれば、死者は7日ごとに7回、十王による審判を受け、
生前の行いに応じて極楽浄土に行けるか、地獄に行くかが決まるというイメージです。
さらに、49日間で決まらなかった場合は百か日、1周忌、3回忌と審判は続きます。
これだけの審判を受け、無事通過できる人間はいるのだろうかと不安になるのですが…
安心してください!(笑)
十王さまの審判を厳しく受ける人間は、地獄界や下層霊界に行く人間だそうです。
山田の話です。
「普通の善良な人や産土信仰をしている人は、産土の守護曼荼羅のご存在たちの導きがあるので大丈夫です。
幽顕調和の産土信仰をしていますと、肉親が亡くなった時、そのありがたさを実感できます」
十王さまが各節目で、全部で10回もの審判をされるというのも、
見方を変えれば、何段階にも網をかけて、なんとかして救済してあげたいという慈悲の心ではないかと思うのです。
閻魔大王さまも、悪人が見ると恐ろしい顔ですが、善人から見ると仏の顔だそうです。
これも「神は鏡のごとし」ですね。
山田の話です。
「実際の十王さまは広大な下層霊界や地獄界の秩序管理を担当しています。
十王さまの実際の働きについては、『秘録』83号で詳しく説明する予定です」
それに、私たちには伝授いただいた「十王帝符」があります!
これを印籠のようにかざしましょう(笑)
☆年末の形代祓いでは、今年亡くなった家族親族の形代を書いてあげるとよいでしょう。
祈願項目は「高い霊界に移行する」という内容にします。
16日の講座に来られる方は、いっしょにお持ちください。
偉大な原則界、光の鳳凰界、光のミロク界、高次の神仏界のご存在たちの御力をたくさんいただいて、
より高い霊界、浄土に行くことができ、家族親族・先祖孝行になります。