1月4日は私の母の七七日(なななぬか)、つまり四九日でした。
この日をもって「忌明け」になります。
忌日で重要な節目は、「初七日」「七七日」「百日」になります。
遠方のためお寺での法要は行わないので、
山田と二人で、自宅で四九日のお祈りをしました。
会員の皆様のご参考になればと思い、書かせていただきます。
最初に、母の産土の守護曼荼羅のご存在たちのご開運をお祈りし、
特に産土の大神さま、産土の守護仏さまにお導きをお願いしました。
また、宗旨のご本尊である阿弥陀如来さま、代々信仰する不動明王さまに、
母を高い霊界に連れていってくださるようお願いしました。
50日から100日の間は、現世の執着を減らし、
本格的に大霊界に移行するまでのウォーミングアップや学びの期間になります。
母に、「この期間に霊界がどうなっているか、
生まれ変わりのことやいろいろなことを、
守護の神仏たちや守護霊さまから学んでください。
そして、守護のご存在たちや高級守護先祖霊団の皆さまに導かれて、
より高い霊界に行かれてください」と祈りました。
最後に、南無阿弥陀仏を称え、不動明王さまの真言を称え、
産土神語を称えて、お祈りは終了しました。
(※産土神語「うぶすなのおおかみ まもりたまへ 幸(さき)はえたまへ」)
終わってから、山田が私の質問を受けたり、解説してくれました。
一般的に四九日は十王さまの中の泰山王(薬師如来)による裁きを受ける時といわれています。
そして、故人の行き先についての最終判決が下され、
六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のいずれかに進むことになるとされます。
母の場合は、その裁きを受けるコースではないそうです。
(普通の善良な人や、産土信仰をしている人は、
十王さまの審判コースではなく、産土さま方の導きを受けられる)
山田が神さまにうかがった話では、
必ずしも49日や100日ではなく、もっと早く大霊界に行ける霊人もいるそうです。
ある程度霊性が目覚めているタマシイは、早めに霊界に行けるわけです。
ただ、一般的には49日・100日が節目になると考えていいということです。
大霊界にスムーズに移行するには、現世的な執着をなくすことが重要になります。
この世に対する執着というのは、さまざまな欲望とか、家族に対する執着もあるし、
淋しさ、後悔の念、人間関係への執着、本能的な部分とか、複雑にあります。
執着が多ければ多いほど霊的ボディが重くなり、高い霊界に行きづらくなります。
執着で重くなったタマシイほど、下の世界にいくわけです。
そして、亡くなる時に自分が生まれてから今までの人生がフラッシュバックし、
いろいろなことを思い出します。
秘めていた、隠れた想いもフラッシュバックするわけです。
それらの想いに対して、けじめ、折り合いをつけなければならないのです。
自分の人生の行為や想いに対して、総括し、反省し、学び、赦しを行うわけです。
この時、守護霊さまや守護の神仏たちが親身にサポートしてくださいます。
そこに、生前からの産土のご存在たちへの“信仰心”が生きてきます。
母の場合も、人間的にはいろいろなカルマも執着もあり、普通の人間なのですが、
“信仰心”と私たちとの縁があったことで助かっているようです。
ミロク北辰の大神さまの話では、母は中有界の期間を20日くらいで終えて、
100日をまたず、自分の行くべき霊界に移行できるだろうということです。
高い霊界には行くから、何の心配もいらないとのことです。
最後に、「私が母のためにやれることは、何かありますか?」と質問しました。
ミロク北辰の大神さま
「何もない。もう十分にやったから。
生きているうちからやったから、もう何もない。
今、(母は)感謝している。
今までは(私たちが)何をやっているか、よくわからなかった。
12月の講座も、守護の存在に導かれて会場に来た。
100%理解はできていないが、驚いていた(笑)」
山田の話です。
「私は一霊四魂と霊的ボディ(光体、霊体、アストラル体)を合わせて、タマシイと呼んでいます。
霊的ボディの中に積徳やカルマ、トラウマ、コンプレックスが内包されています。
執着を減らすには、自己の成長を目指すことです。
そのレベルに停滞にしていますと、だんだん執着が増えてしまいます。
そして、霊界では本人の素心(そしん。心の奥の本音)の状態がダイレクトに投影されます。
素心が暗いと、相応の法則により、暗い霊界へ移行します。
素心を明るく朗らかにすると、明るい霊界へ移行できるのです。
笑顔と感謝、向上心は現世での開運に有効であるとともに、
高い霊界へ移行する方法なのです」
※死後の移行、中有界、大霊界については、『秘録』83号をお読みください。