文教の聖地・神田から湯島への参拝記&感想特集

神田神社の鳳凰さま
神田神社の鳳凰さま

  

1月末、寒さもゆるみ穏やかな晴天の日、東京お茶の水の神田神社に参拝に行きました。

神田神社は山田の「自宅の鎮守神社」になります。

新年のごあいさつと、三が日に喪中でおみくじを引けなかったので、

おみくじを引くのも目的でした。

 

数年ぶりに参拝すると、神田神社は境内の改修が進んで、あちこち新しい雰囲気になっていました。

入口の随身門左手に手水舎の場所が変わっていて、その上の屋根に立派な鳳凰さまが乗っています。

 

こんなところに鳳凰さまがいらしたのか、記憶にないのですが、青空に美しくすっきりと映えていました。

 

平日にもかかわらず、拝殿前は参拝の行列ができるほどの賑わいです。

左手には昇殿参拝を待つ人たちの別の列もできていて、崇敬者の熱気が感じられます。

 

参拝者は2列になって順番を待っているのですが、

後ろに行列ができているので、ゆっくり拝む雰囲気ではないのがちょっと残念です。

4列くらいでどんどん進めば、自分のペースで拝めるのになあと思います。

 

江戸総鎮守・神田神社は730年の創建です。

一之宮に大己貴命(オオナムチノミコト、だいこくさま)、

二之宮に少彦名命、(スクナヒコナノミコト、えびすさま)

三之宮に平将門命

この三神がご祭神として祭られています。

 

そのご神徳は、縁結び、夫婦円満、商売繁盛、開運招福、仕事運、健康医薬、厄除け、勝運など、あらゆる加護があり、

全国から参拝者が訪れるそうです。

 

スクナヒコナノ命は海の彼方の常世の国から来られて、オオクニヌシノ命とともに国造りをした神さまです。

境内入口近くに、波に乗ったスクナヒコナノ命さまのかわいらしいお像があります。

 

そして大東京の中心でビジネス街ですから、

仕事始めの時期はビジネススーツの軍団で境内が埋めつくされるのは土地柄ですね。

 

拝殿でごあいさつをしてから、左手にまわり、摂社末社に参拝しました。

タケハヤスサノオノ尊さまを祭る八雲神社が2社、江戸神社もタケハヤスサノオノ尊さまです。

神田神社は出雲系の神々の勢力が強いのです。

 

山田の話です。

「そもそも神田神社は江戸城の鬼門(東北)を鎮護する神社です。

江戸神社は江戸最古の地主神として、崇敬されています。

つまり、タケハヤスサノオノ尊さまが江戸の地主神になるわけです。

ちなみに神格では、上位から『タケハヤスサノオノ尊…ハヤスサノオノ尊…スサノオノ尊…スサノオノ命』になります」

 

背後に回ると、末社の「三宿金刀比羅神社」があります。

ご祭神はオオモノヌシノ命、カナヤマヒコノ命、アメノミナカヌシノ命ですが、

ここの天之御中主大神さまが山田の鎮守の大神さまだそうです。

(通常はご本殿にいらっしゃるそうです)

 

さらに行くと「合祀殿」があります。

旧籠祖神社などいろいろな神社を合祀したもので、

その中の塩土翁神(しおつちのおじのかみ)がアラハバキノ大神威さまです。

 

正面に戻って、社務所でおみくじを引きました。

今年のおみくじは「中吉」でした。

(最近は低調な卦が続いていたので、去年よりは進歩したかも…(*^^)v

 

境内にある「文化交流館」という新しい建物に入りました。

ショップやカフェになっており、おみやげを求める参拝客でにぎわっています。

 

こちらのカフェでお昼をいただきました。

和風のゆったりしたカフェで、カレーと「神泡」をいただきました(笑)。

 

大満足して、次に神田神社から徒歩12分ほどの湯島天神に行きました。

 

湯島天神に行くのは、私は初めてです。

山田は十数年ぶりとのことです。

 

社殿は比較的新しく立派な総ひのき造りで、明るい雰囲気です。

受験シーズンでもあり、参拝客は多かったです。

 

もうすぐ梅まつりの時期で、境内のあちこちで梅が咲き始めていました。

天神さまは学問の神様ですから、境内は絵馬がびっしりと、すごい厚みでした。

 

湯島天満宮のご祭神は天之手力雄(あめのたじからおの)命と菅原道真公です。

458年、雄略天皇の勅命でアメノタジカラオノ命を祭ったことに始まりますので、

1500年以上の歴史をもつ古社です。

(神田神社よりも古いということです!)

 

1355年になって、菅原道真公が合祀されて天満宮になります。

今は天神さまとしての菅原道真公のほうが前面に出ている印象ですが、

本来は天の岩戸開きで活躍された光のミロクである天之手力雄命さまが主祭神なのです。

本殿後ろに摂社の戸隠神社があります。

 

山田の話です。

「菅原道真公の直霊の大神(本体神)さまは、天の岩戸開きで活躍された

天八意思兼(あめのやごころおもいかねの)大神さまです。

智慧第一の神であり、道真公の本体神にふさわしい神さまですね。

 

天八意思兼大神さまは「戸隠神社の総本宮」である長野市の戸隠神社中社の主祭神です。

湯島天満宮には天八意思兼大神さまが“隠れ神”としておられ、

受験生の願いを道真公とともに聴いてくださっています。

湯島天満宮の背後に鎮座する摂社・戸隠神社は元宮的社なので、参拝するとよいでしょう」

 

湯島天満宮は徳川家康の崇敬が厚く、近くの湯島聖堂とともに文教の中心として多くの学者、文人なども参拝したということです。

そのご神徳は「学業成就、文化、芸能、書道、スポーツ、勝負運、くじ運、仕事運…」などです。

 

境内には道真公と関係の深い牛の像「撫で牛」が鎮座しています。

自分の体の悪いところを撫でると良くなるとされています。

 

いろいろな人が願いを込めて撫でているので、

ある意味「厄」がいっぱいついているので、あまり撫でないほうが無難かと思います(^^;)

 

「湯島聖堂、神田神社、湯島天神」はほぼ直線上にあり、一体の聖地といえましょう。

東京では必ず訪れたいパワースポットですね。

 

 

さて、前回のブログ「母の七七日(四九日)の話」でご感想を多くいただいたので、ご紹介させていただきます。

 

「お母様の七七日のお話しを伺い、実体験でのお話は貴重でとても理解しやすい内容でした。

お伝え頂きましたこと誠にありがたく御礼申し上げます」

 

「今回もコラム・ブログから学びと成長のヒントを頂き感謝申し上げます。

家族に高齢の母がおりますので、気がかりだった事を丁寧にご説明頂き、

突然の時でもこころの準備とともに安心する事ができそうで、有り難い事でした」

 

「御母上さまの七七日のお話は、とても勉強になりました。

御葬式の後、どんなお祈りをするとよいのか、

執着を減らすためには自己の成長を目指すこと、等等、

ありがたく、読ませていただきました」

 

「今回のブログの亡き御母様の霊界への旅立ちに関する実相はとても参考になり感慨深いお話でした。

産土信仰が生前はもちろん、死後の安心に直結していることを、

体験談をお聞きすることでリアルに感じることができました。

 

守護のご存在に心を向け、ご開運をお祈りし、

自身の成長を望みつつ天命に向けて明るく生き生きと行動する!

これができていれば死後の世界は守護のご存在の方々のお導きに身をゆだねることができそうですね。

 

私の両親も亡くなってから七、八年が経ちますが、

姉の知り合いの整体師さんで、見えない世界が見える方に、

『二人ともええとこいってはるよ』と言われたそうです。

 

私も長年に渡ります山田先生の様々なご指導のおかげで、

きっと良いところにいてくれていると信じています」

 

「お母様の七七日のお話が、知っているようで知らなかった事も多々あり、

丁寧に詳しく、解りやすく、とても参考になりました。

なかなか聞けないお話だったので、ありがたかったです。


『現世的な執着を無くすことが重要』との事。

この執着は人それぞれ、いろいろで、手放せば軽くなるはずが、

こだわりや深い想いがあり、放せなかったり、放さなかったり‥

現世でも霊界でも、その想いは複雑なんですね。

 

これからも、迷った時にはわが一霊四魂に問いかけながら、

仕事も日々の暮らしも笑顔で感謝、嬉しく、楽しく、幸せな道を築いて行きます」

  

皆様、ありがとうございました。

 

湯島天満宮の背後に鎮座する戸隠神社
湯島天満宮の背後に鎮座する戸隠神社