先週、千葉県銚子に1泊で旅行してきました。
今回銚子に行くことにしたのは、8月は東が吉方だということと、
「銚子は夏でも涼しい」という巷の情報を聞いたからです。
酷暑の時期の旅行は避けていたのですが、
勝浦や銚子は涼しくてクーラーもいらないという話なので、
これは久々に銚子に行ってみようかとなりました。
それともうひとつ、ひそかな目的は……
銚子は知る人ぞ知るUFO多発地帯なので、UFOに初遭遇することです!(笑)
(山田はUFOに遭遇することには関心はありませんので、私だけです)
古くは江戸時代の「うつろ船」伝説、昭和の「銚子事件」が有名ですし、
その後も市民の目撃談が多いとか。
銚子は「UFOの街」ともいわれているそうです。
さて、銚子に行ったのはもう30年ほど前でしょうか、
家族旅行で行ったのですが、あまり記憶はありません。
天気予報はくもりから時々雨の予報で、
曇っているくらいがちょうどいいなと思っていたのですが、
(2日間とも)よく晴れていました…(-_-;)
房総半島を車で横断していくと、どこまでもゆるやかな台地が続きます。
内陸でも遠くまで畑や田んぼが広がり、森も豊かで、農業が盛んなことを実感します。
伊豆半島は山々が高く険しく、山道や峠など起伏があるので、対照的だなと思います。
房総半島(下総台地)は平らで起伏が少ないので日当たりがよく、
あちこちに小規模な太陽光パネルが設置されていました。
海に近づいていくと、いきなり大きな風力発電のプロペラが眼前に迫ってきます。
あちこちに何本もつらなって立っているのは壮観です。
銚子はいつのまにか風力発電の町になっていたようです。
銚子の町に着いて、外に出ると、
「暑い!!…」
日差しは強く、気温も高くて、これでは埼玉と変わりません…(^^;)
海風は吹いていますが、暑さの体感は変わらない感じです。
(避暑にはなりません。残念)
気を取り直して、最初の目的地である「猿田神社」に行きました。
事前の下調べで、猿田神社が由緒歴史もあり、
近年は有数のパワースポットとして人気があるらしいと知ったからです。
銚子市猿田町に鎮座する猿田神社は、やや内陸ののどかな場所にあります。
神社全体がスダジイの森(天然記念物)の中にあり、独特の雰囲気があります。
社殿は大きくて重厚な造りで、時代を感じさせますが、よく手入れされた境内です。
参拝客もそれなりにいて、神職さんやスタッフも数名常駐されているようです。
(仏滅は社務所お休みです)
猿田神社の歴史は古く、第11代垂仁天皇25年とされます。
ご祭神は猿田彦大神(開運・道開き)、アメノウズメノ命(芸能)、ククリヒメノ命(縁むすび)です。
山田の話です。
「ヤマトタケルノ尊は第12代景行天皇の皇子です。
そのヤマトタケルノ尊が関東に東征した時代よりも古い創建の神社は、関東では珍しいですね」
猿田神社は源頼朝、足利氏、千葉氏等が戦勝祈願していた神社で、
鎌倉時代から下総、上総、安房、常陸の総氏神として崇敬されていました。
現在は「八方除け」「方位除け」の神社として有名だそうです。
境内にはお水取りの設備もあり、お水をいただく参拝客が数名いました。
拝殿でお参りしてから、近くに「奥宮」があるというので、行ってみました。
いったん境内を出て、神社脇の道路を5分ほど登っていくと鳥居があり、「奥宮」への標識があります。
異世界へ続くような鳥居をくぐって、細い道を進んでいきます。
くだったところに小さな池があり、祠があります。そこが奥宮です。
奥宮はくぼんだ場所にあり、夏場で草木が茂って、
あまり手入れされている感じではありませんでした。
(人によっては「神秘的なパワースポット」と感じるかもしれません)
お砂とりとお水とりができるので、それを目的に来る人もいるようです。
敷地内に「親鸞上人旧跡」もあります。
来た道を引き返し、次に「元宮」に行きました。
参道右手に「猿田彦大神御降臨之地」という小さな祠と土を盛った場所があります。
ここにサルタヒコノ大神が最初に降臨したのでしょう。
猿田神社ではここが一番のパワースポットだといえます。
山田の話です。
「サルタヒコノ大神さまは太陽神族だとされます。
サルタヒコノ大神さまは太平洋から、本州最東端の犬吠埼あたりを通って降臨したようです。
御降臨之地と元宮はとても重要なので、
私が原則界の光のマニ宝珠の大神さまを差し上げて、ご開運をしました」
元宮の社殿は比較的新しいようで、かすかにヒノキの香りがしました。
この場所は日当たりもよく、雰囲気はよかったです。
猿田神社の感想としては、歴史もありすごくいい神社なのですが、
境内全体に独特の臭気が漂っていて、それがちょっと残念でした。
(畑の肥料のようなニオイです。元宮にはなかったです)
八方除けの神社で神仏習合の霊場だったので、
そういう面での“重さ”があったように思います。
親鸞上人に関しては、親鸞が常陸国(茨城県)の稲田草庵を拠点に各地を廻っていて、
鹿島神宮に行く途中に、銚子の善阿弥という人物に招かれたそうです。
その時に滞在したのが、猿田神社だったようです。
数日間、阿弥陀如来の教えを説き、善阿弥は親鸞に深く帰依したという話です。
次に、銚子市天王台にある「地球の丸く見える丘展望台」に行きました。
ここがすごくよかったです!
愛宕山(73.6メートル)の山頂にあり、
標高90メートルの展望台から360度の絶景のパノラマが拡がります。
なんと360度のうち、330度は海です。
周りをぐるりと見まわすと、本当に地球の丸さを実感できます。
多くの観光客が来ていたのですが、皆笑顔で、「スゴーイ!」と興奮しています。
風も吹いて、晴れ渡って、本当に気持ちのいいスポットです。
天気のいい時は遠くに富士山や筑波山も見えるようです。
(あいにく、UFOは現れませんでしたが……残念)
銚子に行かれる時は「地球の丸く見える丘展望台」はおススメです!
その日は犬吠埼灯台をまじかに見る海辺のホテルに宿泊しました。