武蔵國の歴史ある古社その1「阿伎留神社」参拝記

 

前回の記事にご感想をいただきました。

 

「ソフィ―ちゃんの近況を知る事ができて嬉しかったです。

 成長が速くてびっくりしました。

そして光輝く姿が目に浮かびました」

 

「精霊神犬への愛情と一霊四魂との絆結開運…

ご夫妻協働の素敵な素晴らしい、最新コラム・ブログを拝読致し、

温かく自然なるご教示に深く感謝申し上げます」

 

「ソフィーちゃん、神犬界で頑張ってどんどんバージョンアップしているのですね。

感嘆しつつ、立派な成長ぶりに、嬉しさとさびしさが入り混じったような感じです。

そして“生前の感情が薄れる”様子はうちの子たちも同じなので、

やはりそうなのねと思っておりました」

 

皆さま、ご感想ありがとうございました。

 

この記事を入れたので、10月の参拝記のアップが遅くなってしまいました…(-_-;)

(ということで、2か月前にタイムスリップ)

  

武蔵国多摩郡八座の筆頭・阿伎留神社(東京都あきる野市)
武蔵国多摩郡八座の筆頭・阿伎留神社(東京都あきる野市)

  

10月後半になり、やっと暑さも落ち着いてきて気候がよくなった頃、

近場に日帰りで出かけようということで、東京都あきる野市に行ってきました。

自宅から車で高速を使って1時間15分ほどで着きます。

 

あきる野市を訪れたのは初めてです。

あきる野市は東京の西の端のほう、山岳地帯に接する盆地にあり、

秋川渓谷が観光スポットとして有名です。

 

自然豊かでのどかな雰囲気ですが、

大きなイオンモールもできて町は発展しているようです。 

 

最初に、あきる野市五日市に鎮座する阿伎留(あきる)神社に行きました。

あきる野市は秋川にそって東西に横長の地形で、

阿伎留神社は西側の奥まったあたりに鎮座しています。

 

阿伎留神社は神代文字研究家の間では、

“阿比留草(あひるくさ)文字”があった神社として知られています。

 

ご祭神は「大物主神、アジスキタカヒコネノ神、タケヒナトリノ神、天児屋根命」です。

アジスキタカヒコネノ神が元来の祭神とする説があります。

 

大物主大神さまは大国主大神さまの系統神であり、大和国一の宮・大神神社の主祭神です。

国造りの神であり、あらゆる産業の開発、交通、縁結びなど人間生活の守護神です。

 

アジスキタカヒコネノ大神さまは180万年前の1回目の天の岩戸開きの時に、

ミロク天照国照彦櫛玉饒速日大神さまとともに降臨された光のミロクです(『秘録』82号)。

 

福島の陸奥国一の宮「八槻都々古別神社・馬場都々古別神社・石都々古和気神社』でも、

アジスキタカヒコネノ大神さまが主祭神でした。

日光の二荒山神社にも祭られており、日本の古き大カムイなのです。

 

阿伎留神社の創建年代は不明ですが(884年頃?)、

延喜式神名帳では武蔵國多摩郡八座の筆頭ということですから、

古代は相当に神威を誇る神社だったのでしょう。

 

社殿の大きさ、重厚さ、境内にある神輿殿(8基の神輿が並ぶ!)の大きさからも、往時の繁栄がうかがえます。

最初に社殿を見た時は、大きくて歴史を感じさせる雰囲気に少し圧倒されました。

 

この日、参拝者はほとんどいない静かな境内でしたが、

9月の例大祭は神輿が繰り出し、たいへん賑わうそうです。

 

拝殿でお参りしてから、左手にある小社に行くと、祓戸神社でした。

祓戸大神四柱を祭り、参拝者が自分でお祓いするための“祓い麻”が置かれています。

 

お社の内側に「祓戸大神」という横書きの金色の社号額がかかっていました。

 

「なんか、うちで作ったみたいな額だね~字が似てるし」と軽く言ったら、

 

山田が、「これはオレの字だ!」と言うではありませんか! (^^;)(^^;)(^^;)

 

額のつくり、装飾、書体……たしかに山田が書いてきた社号額そっくりです。

 

「これはまちがいなく自分が書いた額だ。神という字を使っているし」

 

通常、「神」の字を使うパターンが多くて、

「神」(※示す偏に申す)を使うことはあまりないそうです。

 

20年ほど続けた「まほろば基金」の活動で、

数十件の社号額を揮毫して奉納してきたのですが、

あまりに多いので、すべては憶えていなかったのです。

 

思いがけない、自分が書いた社号額との出会いに驚く山田でした(笑)。

 

境内末社、境外末社が多数あり、

思兼神を祭る大鳥神社、占いの神を祭る占方神社(クシマチノ命)、

庭津火神を祭る庭津火神社などがあります。

 

庭津火神社の神は以前の『秘録』で、アラハバキノ大神威さまであることがわかりました。

すると、阿伎留神社には「アジスキタカヒコネノ大神、アラハバキノ大神威」という古き神々がいらっしゃることになります。

 

神代文字(アヒル草文字)に関しては、

阿伎留神社には神符の発行に用いられた版木が残っているという話です。

 

また、阿伎留神社の宮司家はアメノホヒノ命17世の末裔で、

74代ということですから、家柄も相当に古いのです。

 

山田の話です。

「ミロク北辰の大神さまのメッセージです。

 

《神代文字は古代の神聖文字で、主に祭祀に使われていました。

神代文字を創始したのは、日本の先進民族であったアスカ人です。

それが“歴史の貯蔵庫”でもある神社などに残されたのです》

 

私は以前、神奈川県伊勢原市三ノ宮に鎮座する比々多神社(相模国三の宮)でも、

神代文字の版木を見たことがあります。

古い神社には神代文字が残っている場合があります」

 

次に、二宮神社に向かいました。(その②に続く)

 

※その②は12月28日にアップ予定です。

 

阿伎留神社境内の祓戸神社(幕の内側に社号額)
阿伎留神社境内の祓戸神社(幕の内側に社号額)